日本100名城の1つで加藤清正公が建築した、
日本でも有数の大規模のお城です。
その熊本城ですが、熊本大地震で被災し大きく損傷してしまいました。
ただ、懸命の修復作業が現在進行形で行われており、
2019/10/5から一部分のみですが公開できるまでに復旧されました。
特別公開に行ってきたので、その様子をレポートします。

特別公開第一弾のルート
広大な熊本城域のほとんどの区画が、進入禁止となっています。
建物は倒壊はしていないところも多いのですが、
崩れている個所がまだまだたくさんあるので、
危険と判断されて侵入禁止となっている模様。
中央から天守閣に進む道のみ、公開され一般客も入ることができます。
ただ、復旧が進んでいる現在の様子も、
力強さと現場の人の努力の姿が垣間見えるので、
こちらならではの見ごたえがあります。

近くの熊本県民総合運動公園陸上競技場で10月6日(日)に
試合が催されることもあり、
なんとしてもその時期に公開したかったという意図が
あったようです。まにあって本当に良かった。
現場の人の努力に感服します。
海外の方にも熊本城の勇壮な姿に日本の文化・力強さを
感じてもらえるかと思います。

城域の外の様子
城の外に食事処やお土産屋等が集まった、城彩苑、桜の小路があります。
こちらで熊本のおいしいものや、名産がほぼ手に入るので、
色々除いてみると面白いです。
昔の城下町の様子をモダンで切れな感じに仕上げた店が連なります。


とっかえひっかえ写真を撮る人が入れ替わります。
熊本城周辺にはくまもんの置物がたくさんあるのですが、
こちらの立体くまもんが一番プレーンな感じがして良いですね。

ジムの運動着として愛用しています。
店によってたまに置いているものが違うので、
自分好みのくまもんを色々探してみてください。

さすがに日本有数の規模である熊本城の石垣は、
普通のお城よりも1.5倍から2倍の高さを誇ります。
ぱっと見、特に崩れた様子もありませんが、
よーく見ると、石垣が一部崩れていたりしていました。

今は水が引かれていませんが、幅が恐ろしく広いです。
さすがは近代戦の西南戦争の拠点になったお城、
石垣もそうなのですが、こういったところがとても攻めにくそう。
真ん中で猫が散歩してました。

会津若松城でも思ったのですが、名城の近くに美術館は多いですね。
はしるくまもんがすごくかわいい。
工事現場の看板にもくまもんが注意を促していたりします。

料金は2時間で200円。移行1時間ごとに100円がかかります。
ただ、一番近場の駐車場は9:00頃にはほぼ満車近くになっていました。
熊本城に車で来るときは少し離れた駐車場がお勧めです。

SAKURA MACHI Kumamotoというショッピングモールの
駐車場は832台が泊まれる大型立体駐車場となっており、
3300円以上買い物すると2時間無料となるので、お勧めです。
ただ、土日祝は
(8~22時)600円/60分、以後250円/30分
(22~8時)100円/60分、以後100円/60分
となっており結構お高めです。2時間超える場合は他も要検討。
公式ホームページは以下の通り。
バスターミナルでもあるのでアクセスは良好。
車以外で来られる方も拠点となりそうです。
https://sakuramachi-kumamoto.jp/access
域内の様子
特別公開ルートを進みます。まず目に留まるのが、修復中の石垣。
一部が完全に崩れてなくなってしまっているので、
補修のため、針金と石を積み上げています。
現代では昔のような大きな石を確保するのも大変そうです。

遠くからはよくわかりませんが、望遠からのぞくと、
修復中の個所には布がかけられていました。

少しの個所のみのため、むしろ良く残ったなと感心しました。

瓦や隣の石垣が崩れたままになっており、
順次修復されることを待っている模様。


近くによると大きさが際立ちます。
この規模だと現代の建築機械を利用してもかなりの時間がかかりそうです。
さらに、昔の木の工法を用いて修復するとなると、
気が遠くなる作業が・・・。


まだまだ修復には時間がかかりそうですが、
着実に進んでいることがうかがえます。
修復完了した天守閣、ぜひとも見てみたいです。
修復完了したらまた熊本城に訪れます!

まとめ
大地震でかなりの被害を受けた熊本城ですが、着実に修復が進んでおり、2021年春には天守閣が完全復旧する予定のようです。
修復に携わっている方々に敬意を表しつつ、
復旧が完了するのを心待ちにしています。
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