当時の転職を決意したポイントと現在はどうなったかについて、
振り返ろうと思います。
去年の自分
転職前は500人規模のユーザ企業のエンジニアとして所属し、社員何人、パートナーさん何人かで客先に常駐しているエンジニアでした。
俗にいうSESでの放置プレイです。
SESとはいっても古い技術や独自のFWで飼殺されるということもなく、
上位設計から入って、設計・製造・試験を実施し、
仕様はもちろんミドルウェアや言語の選定等も
自分達で選択することもできるような、
スキルアップもできる環境だったので、楽しんで仕事もできていました。
常駐先の顧客との関係は良好で、
顧客も話が通じる方々が多く、職場自体に不満はありませんでした。
ただ、気に入っていた職場なのですが、
いかんせん最後の方はパートナーさん1人と自分1人しかいないので、
会社としての利益がほとんどなく、
もっと売り上げを上げるか、現場を変わるかを迫られていたのが、
転職を考えるきっかけになりました。
私はマネージャ志向よりもプレイヤー志向のため、
人数を束ねて解決するというよりは、
スキルを高めて、1個人としてチームに
貢献するという働き方をしたいと考えていました。
ただ、年齢的に今の会社にいるとプレイヤーで動くことを望まれていないし、
それをしたとしたら給料が全然上がらないことも、
想像できていました。
そのような悶々とした時期にちょうど同じ職場で働いていた方々に、
フリーランスをやっている人がいて、話を聞いているうちに、
フリーランスの道が自分に合っているなと感じ、
本格的に転職しようと思いました。
今の自分
結局去年の三月をもって転職しました。今は転職して良かったなと思っています。
去年に比べて下記の要素が転職して良かったなと感じています。
自社の作業、目標、義務から解放されやりたいことに集中できるようになった
自社の面倒なことをやらなくてよくなったためチームの課題やIT技術中心のスキルUPに集中できるようになりました。
自社の面倒な作業や目標
(売上貢献、売り場開拓、パートナー育成、マネージャスキルの向上等)
を考えることもなくなり、自分のITスキルUPの勉強や、
このブログ等のようなやってみたかったことに
時間を集中できたのはよかったなと思います。
あと自社のパートナーさんの面倒を見る義務がなくなったので、
身軽になったのは大きかったです。
たまに完全未経験者とか人間的にひどい人の面倒を見る場合があったのですが、
なかなかに面倒で、それがなくなったのは気が楽になりました。
教育して成長してくれる人を見ると、教育も面白いと思えるのですが、
いかんせん 自社の後輩とかじゃなくパートナーさんが多いので、
契約によりあっさり別の場所に行くとかになると、
教育コストに見合わないなとか思ってしまいます。
給料が上がった
前の会社ではなかなか給料が上がらなかったのですが、フリーランスになって給料が上がりました。
前の会社では毎回昇給の面談などで、
遠隔地にいる現場では合わない上司にやっていることを提出して、
フィードバックを受けて終わる。
この不毛感がたまらなく嫌でした。
上司の方も忙しく上と下にせっつかれて、大変な状況で、
完全に遠隔地の私を見るとかどだい無理な状況でした。
こんな状態で放置している会社にわりと失望していたのを覚えています。
会社の先輩や後輩への感謝の気持ちはあったのですが、
会社への忠誠心は全くない状態でした。
現在は、現場の方々の評価がダイレクトに
自分の単価に直結するためやりがいもあり、
現状の金額にも特に不満はなくなりました。
今年特にやりたいこと
今年はインフラ構築や運用関連の自動化とフロントサイドのスキルをさらに身につけたいと思っています。
コロナをきっかけに不況に突入することが目に見えている状況の中、
人員を絞られた際、色々な自動化をしておかないと
手が回らないので今まで以上にansible、docker等のようなツールを利用して、
どんどん運用コスト下げて対応できるようにしていくようにしたいなと、
考えています。
フロントサイドは、
現在の自分はバックエンドの知識はそこそこあるのですが、
フロントサイドはjavascript + jQueryといった古めかしい技術で
何個か機能を作ったことしかないため、ReactやAngularなどの新しい
フロントサイドの技術を身につけたいなと思っています。
(フロント界隈は技術の速度が速すぎて、これらも言っているうちに古いものになりそうですが・・・)
自主勉だけだといまいちなので、業務でそんな案件が発生することを
期待しています。
これができればフルスタックエンジニアが名乗れそう・・・。
不安定さに不安はないか?
フリーランスは不安定な職業といわれています。それに不安があるかと言われれば特にないです。
ある程度のスキルがあれば、継続して契約してもらうことは
可能だと思いますし、不要に思われたならば、
アルバイト等、他のことをやって生きればいいだけです。
東京に居れば職業は選ばなければあふれかえっており、
なんとでもなるなと考えています。
終わりに
上では自己研鑽とか色々、偉そうに書きましたが、「がむしゃらにやるよりも70%の力で継続して楽しむ」
をモットーにして生きていますので、
自己研鑽もゆるゆるやって、
仕事も定時内は集中してやり、残業してまでがむしゃらにやることはせず
けど回りの人に貢献できるよう頑張って過ごしていきたいと思います。
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