金融庁が平均的な世帯で老後資金が2000万円不足していると報告書を書き、
それが大問題になっている世間の論調を見て、
思うこと。「何をいまさら」というのが第一の感想。
むしろ、明確に不足していると名言してくれた方が親切とも思います。
そもそも年金制度自体が、
経済成長、人口増加が前提にある、
国が作ったねずみ講のシステムなので、
現在の経済停滞、人口減少の状態なら、
破たんするのは自明の理と思います。
また平均年齢の上昇もそれに拍車をかけている。
どれくらい年金という制度が破たんしているか、
厚生年金で考えると、
年金を毎月万円払いそれを20歳から65歳まで払ったとして、
年収500万(男性平均年収) * 0.18(厚生年金の給料に対する支払いの平均割合:18%) * 45(年) = 4050万
4050万円 / 25万円(1月の支給額) / 12 = 13.5年
ということで78.5歳までは収支がとんとんに。
男性平均年齢が81.09歳なので、上記の78.5歳以上に、
長生きしている人の人数分が赤字対象となります。
はい、結構破たんしていますね・・・。
なので、自分の周りの20,30代の人は、
年金をほぼ受け取れない前提で老後を備えるという人が
100%でした。
それくらい、普通に浸透している考えだと思います。
その状態はわかっている。
ただひどいのは、
結局その報告書をうけとらないという結論を出した
政治家の先生がた。
いくらなんでも選挙対策のためとはいえひどいんでないかい?
前提が破たんしているから、
対策を講じるならまだしも、
受け取らないから大丈夫って・・・。
かなり失望しました。
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