今まで私は15年客先常駐をしてきましたが、
その中で何個かは辛すぎて終わっている現場もありました。
辛すぎる現場というのはほとんど、
自分の力ではどうしようもない原因が多く、
頑張っても辛いだけなので、移動したいところです。
会社員なら上司・営業にヘルプを訴え続ける。
⇒叶わない場合も多いですが、動かないと何も始まらないので。
フリーランスなら短期契約で去る。
どういった現場が辛いのか。
今まで体験した辛い現場の原因を解説したいと思います。
ぜひご一読ください。
外部要因で辛い現場
外部要因で辛い現場が結構あります。そういった場合は自分の力ではわりとどうしようもないので、
何とか現場を離れるように動いた方がよいです。
以下にどういうパターンがあるか解説します。
単純に業務量が多すぎて激務な現場
単純に業務量が多すぎて激務な現場はあります。よっぽどの天才とかだと対応できるかもしれませんが、
通常の人だとどうやっても対応できない業務量というのはあります。
そういった場合、自分の責任とかではないので、
何とかすることはあきらめて、流れに任せて業務を行い、
その現場を離れるように動いた方がよいです。
今まで一番ありえないと思った現場は
2010年くらいの通信関連の客先常駐であったことでした。
私が体験したのではありませんが、
私が所属していた会社が発注した現場の話です。
終わっていると思った内容は下記の通り。
ひどい現場の内容
- 現場は1人。
- 開発量は標準スキルで1.5か月程度の量を2週間のスケジュール。
⇒その月は残業160時間くらい。 - 期限は厳守(と管理者が言っているだけ、調整不足)。
- 発注元のヘルプなし。
- 作業の確認だけする管理者。レビューや作業分担もなし。
結果、その現場の担当者は14日中、4日くらい現場で宿泊して、
土日も出社して対応してくれてました。
(本当に申し訳ないのです・・・。)
期限2日くらい前に、
私の方に「開発が終わらない」と連絡が入り、
状況を確認してくれと言われ、現場に入ることになりました。
あまりに遅いヘルプ判断とか、
スケジュールの破綻具体とか、
規模と進捗を把握しなさ過ぎているとか、
その管理者がひどすぎていろいろ思うことがありますが、
とりあえず担当者の人に話を聞いて対応しました。
どうしても終わらないことと、今できていることを確認し、
「そもそも無理なことをお願いしているので、
終わらないことは気にしなくてもいいからできるところまで
やりましょう」いうことにしました。
管理者の人にはお客に怒られに行ってもらい、
別途スケジュールを組んで対応しました。
そもそも見積もりが甘すぎたその人が悪いので、
担当者の方は悪くないです。
ですが結局、その担当者の方は現場を移動されました。
あまりにもひどい現場だったので、そりゃ移動もしたくなります。
人間関係が悪い
人間関係が悪い現場はどうやっても辛くなります。その理由が自分にある場合は何とか改善することができますが、
単純にかかわりたくない系統の人種が現場にいる場合、
どうしようもないです。
相手も大人です。
今更、人格を変えることはできません。
私生活なら付き合わないで無視するという方法がとれますが、
仕事だと業務で連携する必要があるのでそうもいきません。
また、そういった相手が管理者だった場合は最悪です。
逃げられません。
ただ、自分で改善するなり、時間をかけるなりすれば何とかなる場合もあります。
まず自分で何とかなるタイプとならないタイプの説明をしたいと思います。 IT業界はコミュニケーションが上手な陽キャな人は少ないので、
入ったばかりだと人間関係に苦労するかもしれませんが、
同じ業務をこなしていくと割と何とかなるパターンが多いので、
1,2か月は溶け込むように動いていくのが良いかと思います。
ただ、そういった普通の人達でない、
かかわらない方が幸せになれる人たちもいます。
そういったタイプの説明をしたいと思います。 何ともならないパターンをすべて体現したような人がいる現場に
いたことがありましたが、やはり現場の空気はひどいものでした。
いかにその人の近くにならないようにするか席移動の時も、
揉めたりとか・・・・、今となっては笑い話ですが、当時は笑えません。
単純作業ばかりで辛い
特に経験が浅い人が陥るパターンが多いのですが、試験のような単純作業ばかりやらせられる現場があります。
試験もテストソースを使って、自動化する場合は、
ほぼ開発なのでそこまで単純作業ではないのですが、
客先常駐で古い技術のお堅い現場だと、
試験のエビデンスをエクセルに貼り付けて対応する現場もまだまだあります。
そういった場合、
まさに単純作業で、何も考えず試験書に書いていることを実行し、
結果をエクセルに貼り付けているという、
辛い作業が待ち受けています。
こんな作業を延々と続けても、
何もスキルが上がらないので試験以外させてくれない現場の場合、
速やかに移動できるように動いた方がよいです。
遠すぎる現場
物理的に遠すぎる現場に移動する場合があります。最大で2.5時間ほどの距離を電車通勤している人がいました。
悪いことは言いません。
素直に現場を変えましょう。
自分自身に問題がある辛い現場
自分自身に問題があって、現場にいるのが辛い場合があります。
そういった場合は、辛くてももう少し頑張ってみてください。
辛い現場で、がむしゃらに働いた場合の経験値は、
ぬるい現場での経験値よりも圧倒的に高いです。
その経験は今後の財産になるので、
そういった場合はすぐに投げ出さないことをお勧めします。
スキル不足により居づらい
経験が浅い時に陥りやすいのですが、現場での標準スキルよりも自身のスキルが劣っている場合、
周りに引け目を感じたりして居づらい場合があります。
また、そういった時は作業進捗もよくないため、
残業も発生しがちです。
ただ、それは経験を積むなり、勉強するなりで改善できるため、
居づらい気持ちを抑えて勉強・仕事に積極的に励むことをお勧めします。
周りは、一生懸命に働いている姿は割と見ているため、
助言を快く受け入れてくれたりします。
ただ、質問の仕方は気を付ける必要はあったり、
まずは自社の人にヘルプを求めたりとか工夫は必要ですが・・・。
トラブル対応が辛い
客先常駐なら、直接お客様とやり取りすることもあるので、自社の人よりもあたりが強い場合もあります。
ただ、
システムエンジニアとして働いている以上、
トラブル対応はどこの現場でも発生します。
それは仕方がないことだと割り切って慣れていくしかありません。
終わりに
客先常駐を進めたりメリットをうたうページはいろいろあったのですが、エージェントのHP
だったりするので、ポジショントークに見えていまいち信憑性に欠けるなと思い、
現場の一員として今まで経験した辛い現場を解説してみました。
辛い現場というのは自分ではどうしようもない場合が多いです。
フリーランスの場合は、
割と簡単に自分の意志で現場を変えることが可能のなため
そこまで辛い現場にとどまることはありませんが、
会社員の場合はそうもいきません。
ここで上げたような辛い現場は、
わりと誰でも辛いと思っているので、
なるべく上司・営業に相談しつつ移動できるその日まで
なんとか耐え忍んでください・・・。
どうしようもなくなったら転職で移動も一考です。
辛い現場が少ない世の中になりますように。。
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