明治維新の歴史が残る鹿児島県のお土産は、
江戸時代、幕末、明治維新が好きなら
見どころがあるお土産となっています。
鹿児島県のお土産は、離島の屋久島が含まれているので、
1,2日で回りきるのは厳しいです。
ただ、屋久島以外はそれぞれ50km前後で回れるので、
2日あれば全部回るのは難しくないです。
まだ、屋久島は言っていないのですが、
他の3つだとおすすめは
一番のお勧めは知覧武家屋敷庭園となります。
ただ、この知覧武家屋敷庭園、それ自体には
そこまで見る価値はないのですが、
そのすぐ近くにある知覧特攻平和会館、
こちらは行く価値があると思います。
かなり気分が重くなりますが、
ここでしかできない体験があります。
お勧め度
知覧武家屋敷庭園(の近くの知覧特攻平和会館): | (5.0 / 5) |
霧島神宮: | (3.8 / 5) |
西郷隆盛像: | (2.0 / 5) |
あぶくま洞: | (3.0 / 5) |
5:非常にお勧め。ここでしか見れない景色があります。
4:おすすめ。日本でも有数の名所です。
3:よくある観光地です。各所に見どころがあります。
2:近場で通るなら寄ってもいいかも。
1:あまり行く必要なし。
0:評価できなかった
ちなみに知覧武家屋敷庭園自体は2.5くらいです。
知覧特攻平和会館の印象が強くて
おまけみたいになってしましました。
西郷隆盛像自体は2.0ですが、
徒歩で回れる周辺施設に
鶴丸城跡や明治維新のゆかりの地がたくさんあり、
周辺施設を含めると3.5くらいあります。
知覧武家屋敷庭園(知覧特攻平和会館)
江戸時代に作られた武家屋敷が現在でもきれいに保存されている、歴史保存地域です。
保存状態がきれいで、
現在も人が実際に住んでおり常時手入れされている日本庭園は
他ではなかなか見られない豪勢なつくりとなっています。
そういった家屋で入れる家が10ほどあり、
日本庭園が好きな方なら来る価値があります。
江戸時代、アクセスは鹿児島県の南西部にあり、
薩摩藩は領地を外城と呼ばれる102の地区に分け、
地頭や領主の屋敷である御仮屋を中心に麓と呼ばれる武家集落を作り、
鹿児島に武士団を結集させることなく分散して統治にあたらせました。
知覧もその一つです。
「知覧麓の武家屋敷群は、薩摩の麓の典型的な作例の一つで、
折れ曲がった本馬場通りに沿って連なる石垣と生垣からなる景観にも優れ、
我が国にとってその価値は高い。」として、
昭和56年に国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されいます。
知覧武家屋敷庭園公式HPより
鹿児島市の中心街から車で50分くらいで行ける距離にあります。
駐車場は20台ほどとめられます。
生活しやすいようにコンクリートで舗装されていて、
昔の風景そのままとはいかないですが、
それはちゃんと人が生活していることのあらわれということで。
石垣や生け垣は、きれいに整備されており、
住んでいる方の美意識の高さがうかがえます。 かやぶき屋根の家。
厚さが50cmほどもあり重厚なつくり。
隙間風で冬は寒そうですが、
そこは南国である鹿児島県、何とか耐えれるのか・・・。 京都の神社で出てきそうなくらい
しっかりとした日本庭園でした。
石や灯篭の配置、
山の作りにそれの周辺の生け垣など、
庭だけで自然の大きさを感じさせる
つくりに仕上がっています。
こういったものが10個ほど見ることができます。
大河ドラマ「西郷どん」のロケ地にもなっており、
大河ファンにはうれしい聖地巡りもできます。
知覧特攻平和会館
知覧武家屋敷庭園から車で5分ほどのところに知覧特攻平和会館があります。
こちらは第二次世界大戦の末期、
沖縄戦において特攻という作戦で、
飛行機ごと敵艦に体当たり攻撃をした特攻隊員の顔写真が名前とともに掲載され、
その近くに遺書が展示されています。
知覧に特攻基地が建てられ、アメリカによって破壊された後、
慰霊施設として「特攻平和観音奉賛会」が建てられ、
それが拡張して今の知覧特攻平和会館ができました。 こちらで掲載されている
何百という特攻隊員の方々の写真を見ていると、
良い顔をされた方々ばかりでした。
年齢は最年少が17歳で10代20代と若く、
みな私よりも年下です。
その方々の遺書もはっきりとした筆跡で、
日本の将来、家族のこと、友人のことがつづられており、
この方々が特攻という帰り道のない手段に
投じられたということは、
現実味を感じることができない陰鬱な気分になりました。
こういった写真、遺書、遺品といった資料が
これほど多く残る施設は他になく、
膨大な情報量が頭の中に注がれ、
ただただ圧倒されてしまいます。
平和を享受している現在のありがたみを
改めて感じることができる、そんな体験でした。
歴史を学ぶ、
その重要性を感じることができる、無二の施設だと思います。
霧島神宮
南九州最大の神宮で、規模は日本でも有数の大きさです。欽明天皇の御代(6世紀)、
慶胤(けいいん)上人という僧侶が高千穂峰と火常峰(御鉢)の間の
「瀬多尾(せたお)(背門丘・瀬戸尾)」に
社殿を造られたのが始まりとされ、
一説に欽明天皇元年(540年)の創建ともいわれています。
アクセスは鹿児島県の上部にあり、
鹿児島空港から30分ほどの距離にあります。
駐車場は何百台もとまれる大きなものがあります。
カーナビで正面から入ると小さい方の駐車場しか
見つけづらいので、
大きい方の駐車場は
公式ページの駐車場ルートの動画が参考になります。
境内は樹木豊富で、道幅も広く、
ゆったりとしたつくりとなっています。 御神木の杉は他でもなかなか見ない大きさで、
歴史の長さを感じさせてくれます。
高さが写真だととらえきれない・・・。 社は霧島の山々に囲まれ、
荘厳なつくりとなっています。
紅葉シーズンにくるとコントラストでさらに映えそうです。
西郷隆盛像
明治維新の三傑、西郷隆盛の銅像が、鹿児島市の繁華街の中心に近いところに建てられています。
東京上野の像に比べて、軍服を着ている分、
ややりりしいお顔立ちをされています。 この周辺は幕末・明治維新にまつわる人たちの
関連施設が豊富で、散歩してまわるのもまた楽しいです。
下記の通りびっしり立ち寄りスポットがあります。 鶴丸城跡にある篤姫像。こちらも大河ドラマで有名な維新の関係者。
末期の徳川家に嫁ぐといった数奇な運命を持つお方です。 維新三傑の一人、大久保利通。
この方はいろいろ不遇ですね。
西郷さんが繁華街中心地なのに比べて、
歩いて30分ほどの少しはずれた川沿いに像が建てられていました。 坂本龍馬の像なんかもあります。
西郷さんを頼って鹿児島に行き、
ハネムーンを過ごすという縁がありますね。
屋久島
屋久島はまだ行ってないです。コロナが収束したらすぐにでも行ってみたいです。
まとめ
鹿児島県のドラクエウォークお土産は、明治維新や世界大戦時の歴史を学ぶことができる、
めぐりがいのある施設でした。
知覧武家屋敷庭園、もとい知覧特攻平和会館は
日本でもここでしか体験できない施設なので、
ぜひとも訪れてみてください。
楽しいかと問われると、そんなことはなく、
むしろ気分はかなり落ち込んでしましますが、
何かを感じることができる、そんな施設のため、
非常におすすめです。
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